| 第3回 院内勉強会 | 2012.07.27 |
内容も時期も不定期ですが、今日の昼休みを利用して院内で3回目の勉強会を行いました。
先週の木曜日に2名のスタッフがメーカー主催のセミナーへ、 院長の私は土日で大学の卒後セミナーに参加したのでその報告を兼ねて発表しました。
スタッフの参加したセミナーは、日頃から診療で使っているセメント、石膏、印象材を実際に錬るというものでした。
それぞれに細かなコツや注意点などもあり、何度も何度も練っては空気が混ざっていないかなど確認したそうです。
当日は実習のみでしたが、今日のためにプリントにまとめて、実際にセメントなども練りながら説明しててもらいました。
私は重度歯周病の治療についてのセミナーと、豚の顎を使った実習に参加してきました。
歯周病治療について改めて勉強できたのと、細菌検査や抗体検査についても聞くことが出来ました。
2日目はフラップ手術や縫合の練習を豚の骨で行いました。
今日の発表では歯周病の原因、治療の流れを中心に説明しました。
歯周病とは何なのか、普段わかっているようでよくわかっていない部分もありましたが、 歯周外科処置を行う必要性やメインテナンスへ移れる条件などが、スタッフ全員で理解できたかと思います。
これからも積極的にセミナーや勉強会に参加して、院内での勉強会を開いていきたいと思います。
| 歯周病とは? | 2012.07.02 |
歯周病は、歯を支えている周りの組織(歯肉、歯根膜、歯槽骨)が歯周病菌によって破壊されていく感染症で、
治療をせずに放っておくと歯が揺れて噛めなくなり、最後には抜けてしまうこともあるこわい病気です。
30歳以上の多くの方々がかかっており、歯を失う原因の約半数が歯周病と言われています。

歯肉(歯ぐき)と歯の間にはポケットという1mmくらいのすき間があります。
歯みがきを怠るとこのポケットにプラークがたまります。
たまったプラークが歯石をつくり、すき間を押し広げていきます。
これを積み重ねることで歯肉が炎症を起こします。
歯肉の炎症を放置しておくと症状はますます悪化していきます。
周病はむし歯と違い、痛みなどの自覚症状が出にくく、
気付かずに歯科医院に行かないうちに手遅れになってしまうことも少なくありません。
早期発見のためにも定期健診に行きましょう。
《歯周病と深く関係する体の病気》
《歯周病の自己チェック》
中度の歯周病
・歯をみがくときやリンゴをかじると血が出る。
・朝起きたとき、口が粘ったり、妙な味がる。


重度の歯周病
・歯ぐきがはれてブヨブヨになる。
・歯ぐきを指で押すと血ウミがでる。
・歯がうき、硬いものがかめない。
・歯ぐきからウミが流れ出る。
・まわりから口臭がひどいといわれる。
あてはまる項目が多い方は、お早めに歯科医院で相談ください。
| ドライマウス ~口腔乾燥について~ | 2012.06.20 |
唾液の分泌量が少なく、口やのどが渇いていると感じる症状をドライマウスといいます。
口の中が乾いていると、
・嫌な味がする
・口臭が気になる
・入れ歯が擦れていたい
・虫歯や歯周病になりやすい などの症状があらわれます。
原因は様々なものが考えられます。
<病気>
・糖尿病
・シェーグレン症候群(口だけでなく目も乾く)
・腎障害
<薬の副作用>
・抗ヒスタミン薬(アレルギーを抑える薬)
・抗うつ薬
・降圧薬(血圧を下げる薬)
<その他>
・ストレス
・うつ病
何度も入れ歯の調整をしてもよくならないと来院された方に詳しく話を聞くと、
薬が原因で口が渇いていることが痛みの原因だったということもありました。
来院される際にはお薬手帳などをお持ちいただければ、 どれが口腔乾燥の副作用があるかお調べいたします。
治療法としては、唾液の分泌を促す薬や、口の中を潤すジェルやスプレーなどがあります。
服用中の薬が原因の場合には、主治医の先生と相談して薬の変更や原料を検討します。
さらにシェーグレン症候群などの判別の検査が必要な場合は、
血液検査など、より詳しく検査ができる病院の口腔外科を紹介させていただくこともあります。
| 口腔外バキューム | 2012.01.12 |
いしだ歯科クリニックに導入している機械のひとつに、
口腔外バキュームというものがあります。
歯石をとったり、歯を削ったりする際の口の中の水を吸うバキュームと違い、
この器械は空気中にとんだ水や削りカスを吸い取る働きをします。
目には見えない霧状のものを吸い取ることによって、 院内の空気をきれいにし、感染を防ぐ効果があります。
旧型と比べ、器械を動かしていても会話が出来るぐらい静かになりました。
場合によっては家庭用の掃除機よりも静かかもしれません。
そのため処置中でもお互いにコミュニケーションを取れるようになりました。
また、吸い込み口の周りにLEDライトが付いているので、
口の中や入れ歯の調整の際などさらに明るい環境で行えるようになりました。
診療室に入ってすぐ左側にありますので、来院された際には是非ご覧ください。
私の第一印象はガンダムっぽいと感じましたが、デザイナーはイタリア人だそうです。
YouTubeで紹介している動画もありました。



