歯を抜くのはどんな時? | 2013.02.27 |
抜歯が検討されるケースのはどういうう場合でしょうか?
現在の歯科治療では、極力、歯を抜かない方向で治療が行なわれています。
しかしそれでもまったく歯を抜くことがなくなったわけではありません。
■虫歯が進行した場合
根の奥に大きく拡がり 歯肉で見えない、歯の根まで虫歯が進行し虫歯を取ってしまうと、歯そのものがなくなってしまうような場合は抜歯することがあります。
■歯周病などが進行した場合
歯周病は歯の周囲に細菌が付着したままになることや、歯ぎしりなどの咬み合せなどが原因となります。
進行して顎の骨が吸収し、歯の周りに骨が無くなってしまった場合には、抜歯することがあります。
■歯の根にヒビが入って割れたとき場合
割れた所から細菌がどんどん奥に侵入して炎症を起こすため、歯が縦にヒビが入って割れた場合には、抜歯することがあります。
■治療しても治らない場合
治療を行なっていても、まれに回復の反応を示さずに、症状に変化が見られないか悪化していくような場合があります。
このような場合は最後の手段として、抜歯することがあります。
その他にも歯の矯正の際や、親知らずなど、歯を抜かなければならないケースは他にもたくさんあります。
抜歯を避ける方法
定期検診は、自分の歯を守る最も有効な方法の一つです。
毎日の歯磨きは基本中の基本ですが、次のような心がけも、歯のために大事なことになってきます。
■歯の治療を中断しない
一番注意しなければならないのはこれです。
歯の治療を始めた時は、できるだけ最後まで治療しましょう。
特に虫歯などで神経を抜いた直後に治療を中断すると、歯の内部に細菌が拡がりやすく、抜歯に繋がるケースがあります。
■歯並びが悪い部分に特に注意する
歯並びが悪いとその場所に汚れがたまりやすく、虫歯や歯周病になるリスクが高くなります。
歯磨きするときは、意識してじっくり磨きましょう。
■虫歯は小さいうちに治療する
虫歯の治療は、早ければ早いほど、歯に対してのダメージも少なくて済みます。
さらに治療時の痛み、費用、時間など全ての面でメリットがあります。
痛くなるで我慢すると、歯の寿命は短くなりがちです。
■定期的な検診を受ける 歯周病などは、定期的な検診を行なうことによって、いきなり歯を抜かなければならないような状態になることを防ぐことができます。
また虫歯などが早期に見つかることもあります。
歯を抜く状態になるまでには、歯からいくつものメッセージが発せられます。
「穴が開いた、咬むと痛い、水がしみる、歯肉が腫れた」などの症状がある場合には、勇気を持って早めに病院で相談するようにしましょう。