入れ歯作りで重要な作業:ゴシックアーチ | 2016.06.09 |
中央林間のいしだ歯科クリニック、院長の石田です。
入れ歯づくりはいくつもの工程を経て作りますが、
そのうちの一つの「ゴシックアーチ」についてご説明します。
入れ歯を作る際に、
型取りと並んで重要なのが噛み合わせの記録です。
ご自分の歯で噛みあう場所があれば良いのですが、
総入れ歯や歯の本数が少ない場合は誤差が生じることがあります。
その誤差を修正するために行う検査がゴシックアーチです。
下のような装置を口の中に入れて、顎の動きを調べます。
装置を入れて歯ぎしりをするように、顎を前後左右に動かすと矢印のような線が描けます。
さらにカチカチ噛みあわせてもらうことにより、
その方がどの位置で噛んでいるかが把握できます。
この記録を参考に入れ歯の人工歯を並べて作ります。
写真は実際に患者様で使用したもので、許可をいただいて掲載させていただきました。