「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所(か強診)」ってなに? | 2022.02.20 |
こんにちは。大和市中央林間の歯医者、いしだ歯科クリニック院長の石田健です。
今回は、当院も認可されている施設基準の、
「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所(か強診)」についてお話しします
かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所とは
かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所(略して:か強診)は、2016年の診療報酬改訂で新たに制定された制度で、認可を受けるにはある一定の基準を満たさないとなりません。
認可された歯科医院では継続的な口腔内の管理を行うために、う蝕や歯周病の重症化を予防する処置に保険の適用範囲が広くなります。
「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所」の基準
厚生労働省から認可を受けるための基準は主に「専門性」「衛生面・安全面」「他機関との連携」の3つに分類されます。
・専門性
複数名の歯科医師もしくは1名以上の歯科医師、歯科衛生士が在籍してること、
偶発的な事故や緊急時に対応でき、訪問診療や歯周病の安定期治療の実績も必要です。
・衛生面・安全面
十分な感染予防対策や衛生管理が求められ、患者が安全に医療が受けられるよう、AEDや血圧計を配置するなどの安全対策が整備されていなければなりません。
・他機関との連携
診療中に偶発的な事故や緊急時に対応してもらえる他の医療機関との連携が必要です。
在宅医療を担う医療機関やケアマネージャーとも連携し、必要に応じて情報提供を行うことが求められます。
か強診の認定により保険の適用が拡大される主な範囲
・エナメル質初期う蝕管理
「エナメル質初期う蝕」に対し、その治癒または重症化予防を目的として、口腔内カラー写真を撮影し経過を管理し、
歯面にフッ素を塗る処置や、日頃の生活で必要なことやブラッシングやフロスなどの使い方などを説明します。
・歯周病安定期治療(SPT)
歯周病の重症化を防ぐため、継続的な歯周病治療を毎月保険診療で受けることができるようになります。
認定されていない医院では原則として3ヶ月以降しか処置が行えませんが、保険診療で同様の処置を1ヶ月に1回受けることができます。
来院の頻度はその方の口の中の状態によって異なります。
いしだ歯科クリニックでは2016年より「か強診」の認可を受け、診療を行っています
お口の状況は年齢やライフスタイルが変化していく中で、常に変わっていき、注意するべきポイントも変わっていきます。
いしだ歯科クリニックではかかりつけ医として、生涯を通じて健康な口腔を保てるように一緒に頑張っていきたいと考えています。
いしだ歯科クリニック 院長 石田健