院長コラム
虫歯の原因:化学のpH(ペーハー)って覚えてますか?
2013-07-07 20:37:29
中学、高校の時に化学の授業でpHって習ったのを覚えていますか?小学校だと酸性とアルカリ性について勉強したかと思います。
なぜこんな話をしたかというと、虫歯というのは細菌が出す「酸」によって
歯が解ける病気だからです。
グラフのように食事をすると口の中が酸性になり、
pHが5.5以下になると脱灰と言って歯が解けてしまいます。
歯磨きで細菌を除去したり、唾液の働きによって中和されると、
口の中は中性の状態に戻ります。
「口の中を酸性から中性に戻す」
これが虫歯予防の考え方の基本です。
この話は学校で化学を勉強しているお子さんの方がすんなり理解しやすいようです。
大人の方に説明すると、pHと言う言葉で嫌な顔をされる方が約半分いらっしゃいます(^_^;)
こんなところにも化学の勉強が参考になることがあります。
これから夏休みに入りますが、自由研究の題材にしてはいかがですか?
ご相談くださればさらに詳しくご説明いたしますよ!!