電動歯ブラシ 使い方の指導もいたします | 2013.02.15 |
家電量販店などに行くと、電動歯ブラシのコーナーがかなり広く、 各社より様々なものが販売されています。
電動歯ブラシは機械の力によって汚れを取るので、手で磨くよりもきれいになります。
しかし磨く力が強いため、通常の歯磨き粉を使ってしまうと歯を傷つけてしまう可能性があります。
これは研磨剤が入っているためで、普通の歯ブラシでも力いっぱい、強く磨けば同じことが起こります。
歯の表面(エナメル質)が削れてしまうと、
・歯がしみる
・その下の象牙質が露出して、色が濃くなる
・虫歯になりやすい などの悪影響が心配されます。
電動歯ブラシを購入する際は、 専用の歯磨き粉か研磨剤の入っていないものを選ぶように注意してください。
当院でも電動歯ブラシを販売していますが、必ず電動歯ブラシを使ったブラッシング指導を行っています。
もちろん他で買われたものでも構いませんので、一度持ってきてください。
熱可塑性義歯 アクリジェット | 2013.02.01 |
義歯(取り外しの入れ歯)では粘膜に接する部分(床)に従来レシンという材料がよく使われていました。
素材はレジン床と同じアクリルですが、樹脂を加熱して作成します。
健康保険適応の材料です。
特徴
・アレルギーが少なく安全性が高い
・丈夫で割れにくい
見た目は従来の義歯と同じですが、弾性があるので写真のようにしても割れません。
もちろん総入れ歯だけでなく、部分入れ歯にも使用できます。
歯ぎしりについて | 2012.11.21 |
歯がしみたり、顎が痛くなったことはありませんか?
虫歯が原因のこともありますが、歯ぎしりが原因でなることもあります。
これ以外にも、
・痛くはないけど違和感がある
・歯がすり減った
・口の開け閉めをするときに強張った感じがする などがありませんか?
寝ているときの歯ぎしりは力がとても強いので、色々なところに影響してきます。
歯周病で歯が揺れているときは、歯ぎしりによって歯周病をさらに悪化させてしまいます。
寝ているときにしているかは自分ではわからないと思いますが、
口の中を見て頬や舌の脇にヒダのようになっている場合は歯ぎしりをしている可能性があります。
歯に負担をかけないようにするため、
ナイトガードという就寝時に装着するマウスピースも保険治療で行えます。
また、先週の「ためしてガッテン」(NHK)でも取り上げられていました。
http://www9.nhk.or.jp/gatten/archives/P20121114.html
歯髄細胞バンク 提携施設 | 2012.10.24 |
最近では山中教授がノーベル賞を受賞した「iPS細胞」のこともあり、
再生医療の分野が大変注目されています。
当院は歯髄細胞バンクの提携施設となっています。
「歯髄細胞バンク」とは、
抜いた歯の歯髄から幹細胞を採取・培養し、将来自分自身の幹細胞を利用して、
元通りの形や機能を再生する最先端の医療技術です。
再生医療の分野ではすでに臍帯血や骨髄液の幹細胞が知られていますが、
歯髄細胞には数多くのメリットがあります。
- 乳歯や親知らずの抜歯時に採取できるので、臍帯血などと比べて採取できる機会が多い
- 抜歯後の採取なので、細胞採取時の体への負担がない
- 細胞の増殖能力が高い
- 歯髄細胞は硬い歯に保護されているので、遺伝子の損傷が少ない
自分自身の将来や、お子さんのために親子で登録されている方もいらっしゃいます。
詳しくは当院へお問い合わせいただくか、下記のサイトをご参照ください。
当院もこちらに登録されています。
・再生医療推進機構 http://www.acte-group.com/
MIペースト 期間限定フレーバー | 2012.09.05 |
虫歯の予防製品として当院でも人気のMIペーストですが、 期間限定でバナナとグレープが加わりました。
サンプル品の試食をしましたが、少し甘めなので歯ブラシが苦手なお子様でも気に入るかもしれません。
MIペーストは、歯の再石灰化を促す豊富なミネラル(カルシウム、リン)や
口腔内環境の中和作用と緩衝作用を持つCPP-ACP(リカルデント)を含んだ全く新しいコンセプトの口腔ケア製品です。
ブラッシングの後にMIペーストを歯面に塗布するだけの簡単な操作で使用できます。
*注意点
成分のCPP-ACP(リカルデント)は牛乳由来成分ですので、牛乳や乳製品に対してアレルギーを持つ方は絶対に使用しないでください。
詳しくは下記のサイトをご覧ください。
株式会社GC http://www.gcdental.jp/products/etc/mipaste.html
親知らずについて | 2012.08.30 |
親知らずとは、一番奥の歯、つまり永久歯の第三大臼歯のことで、合計4本あります。
みんなが生えるものではなく、全く生えない人や全部揃っていない人もいます。
正常に4本生えてきたらほかの歯と同様に大切にしてください。
親知らずだからと言って必ずしも抜かないといけない訳ではありません。
問題は、生え方の異常な親知らずです。 例えば次のような場合が考えられます。
①真っすぐでなくななめに生えてきた。
このような歯は歯ブラシが届きづらいのでむし歯になりやすいです。 むし歯になったら抜いた方がよいでしょう。
また、異常な生え方のために痛みがあったり、噛み合わせが悪かったりしてほかの歯や顎関節に負担をかけているときがあります。
上の親知らずだけが生えて下の歯がなく、かみ合わせの相手がない場合も抜いてしまった方がよいでしょう。
②歯ぐきの中に潜ったままになっている。
この場合でも親知らずが隣の歯に負担をかけていたり、隣の歯を治療しなければならなかったりするときは抜いた方がよいでしょう。
ドライマウス ~口腔乾燥について~ | 2012.06.20 |