歯っぴー通信 7月号 【知覚過敏とは?歯がしみる原因と治療法】 | 2022.07.05 |
むし歯じゃないのに歯がしみるように痛む…という方は、知覚過敏かもしれません。
知覚過敏は、日本人の3人に1人
は感じたことがある痛みといわれています。
知覚過敏によって引き起こされる主な症状には、冷たいものや甘いもの、風などがしみることや、歯に響くような痛
みが挙げられます。知覚過敏の発症につながる、その主な原因として以下のようなことが挙げられます。
① 酸蝕症によるもの・・・・・・・・酸蝕症は、歯の表面を守っているエナメル質という層が、食べ物や飲み物、胃液
などに含まれる酸によって溶かされることで引き起こされます。
② 歯茎の退縮(歯茎下がり)・・・歯と歯茎の境目のあたりは「歯頸部」とよばれ、
エナメル質が薄く象牙質がむき出しになりやすい箇所です。
歯肉退縮の代表的な原因とされるのが、歯周病です。
また、歯周病のほか、歯茎退縮は加齢によっても進行していきます。
③ くさび状欠損・・・・・・・・・・・・・くさび状欠損とは、歯と歯茎の境目部分に見られるくさび状の
磨り減りのことです。くさび状欠損の原因のひとつとして挙げら
れるのが、過度なブラッシングによるものです。その他、眠って
いる間のブラキシズム(食いしばりや歯ぎしり)による強い咬合
力も、くさび状欠損の形成につながります。